冬のお楽しみといえば、オレンジの断面が宝石のように輝く「オランジェット」。
でも、いざ作ろうと思っても、スーパーに並んでいるのはピカピカにワックスがかかった輸入物ばかり……ということも多いですよね。
「皮まで食べるから、しっかりワックスを落としたい!」
そう思ってお湯で洗った結果、オレンジの表面が真っ白に変色して焦ってしまった方はいませんか?
実は私もその一人です。でも大丈夫!
100均の「あるもの」を使えば、一瞬でツヤツヤのオレンジに戻すことができました。今回は、その失敗から学んだ「白化の理由」と、失敗を成功に変える「最強のリセット術」を詳しくお届けします。
悲劇!熱湯消毒したオレンジが「真っ白」に
国産オレンジが手に入らなかったので、輸入オレンジのワックスを落とすために「1分間お湯につける」という方法を試してみました。
ところが、お湯から上げて水で洗い流した瞬間……。
オレンジの表面が、まるで粉を吹いたように白くなってしまったのです。

「えっ、農薬が浮き出てきたの?」「傷んじゃったの?」と、一気に不安が押し寄せました。せっかくのオランジェット作りが、スタート直後に台無しになった気分。
でも、調べてみるとこれには明確な理由があったんです。
なぜお湯で洗うと白くなる?その正体は「ブラッシング」
オレンジが白くなる現象は、専門用語で「ブラッシング(白化現象)」と呼ばれます。
原因は、オレンジの表面に塗られている「食用ワックス」の再結晶化です。
- 熱によってワックスが一度溶けて浮き上がる。
- その直後に冷やされることで、ワックスが均一に戻れず、表面にミクロン単位の凹凸ができてしまう。
- その凹凸が光を乱反射して、私たちの目には「白く」見える。
つまり、汚れや農薬ではなく、「コーティング剤が物理的に変化しただけ」。食べても害はありませんが、このままでは見た目も悪く、ワックスの雑味が残ってしまうかもしれません。
救世主は100均にあり!「食用重曹」でツヤツヤに戻す方法
この白い膜をどうにかしたい……。
そこで試したのが、100均(ダイソーやセリアなど)で手に入る「食用の重曹」を使った方法です。
これが驚くほど効果てきめんでした!
【準備するもの】
- 白くなったオレンジ
- お湯(40〜50度くらい:お風呂より少し熱め)
- 食用の重曹(必ず「食用」と記載があるものを選んでくださいね!)
【リカバリーの手順】
- 重曹湯を作る:ボウルにお湯を張り、重曹を大さじ1ほど溶かします。
- 1分間放置:白いオレンジを投入し、そのまま1分ほど浸けます。
- 優しくなで洗い:指の腹で表面をなでるように洗います。この時、面白いほど白い膜が取れていくのがわかります!
- 流水ですすぐ:最後は水でしっかり流せば完了です。
見て!このビフォー・アフター

どうですか?あの粉っぽさが嘘みたいに消えて、オレンジ本来の鮮やかな色が復活しました!
お湯で緩んだワックスを、アルカリ性の重曹が分解してくれたおかげで、表面のベタつきもスッキリ落ちています。
【重要】ここだけは気をつけて!失敗しないための注意点
今回、私が試行錯誤して気づいた、安全でおいしく仕上げるためのポイントをまとめました。
- 「グラグラの熱湯」で茹でないこと!
火にかけたままの沸騰したお湯(100℃)で長時間煮てしまうと、苦みが強く出てしまうことがあります。
「火を止めた直後のお湯」を使うのが、皮の食感と香りを守るコツです。 - 必ず「食用」の重曹を使うこと
100均には掃除用の重曹も売っていますが、今回は口に入るものを作るので、必ずパッケージの裏に「食品添加物」や「食用」と書かれたものを選んでくださいね。
オランジェット作りには「重曹洗い」がベスト
結果的に、お湯+重曹で洗う工程を挟んだことで、オランジェットの仕上がりに嬉しい変化がありました。
- シロップが染み込みやすい:余計なワックスが落ちることで、皮が柔らかく煮えます。
- 香りがダイレクトに届く:コーティングがなくなるので、煮ている時の香りが格段に良くなります。
- 見た目がクリア:コンフィ(砂糖煮)にした時の透明感がぐんとアップします。
失敗は「おいしい」への近道!

輸入オレンジしか手に入らなくて、「ワックスが気になるな……」と悩んでいた私ですが、この方法を知ってからは自信を持って作れるようになりました。
もし、お湯で洗ってオレンジが白くなってしまっても大丈夫。
キッチンにある重曹を味方につけて、ツヤツヤのオレンジから最高に贅沢なオランジェットを仕上げてみてくださいね。

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