「中1の時は、単語さえ暗記すればそこそこ点が取れていたのに……」
「最近の英語のテスト、『並べ替え問題』や『英作文』が全滅している」
実は、中2の英語は「知っている英単語を並べるだけ」の力業が通用しなくなる、最初の大きな挫折ポイントです。
「不定詞」や「比較」「受動態」など、日本語の感覚とは全く違う複雑な文法ルールが一気に登場するため、語順のルールを理解していないとテストで全く点数が取れなくなってしまいます。
この記事では、「英語の語順」で迷子になっている中2生のやり直しに絶対的な効果を発揮する参考書『中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版』(学研プラス)を徹底レビューします。
「英語アレルギー」を根本から治し、平均点を目指すための具体的な活用法もプロの視点で解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
中2英語の壁は「単語の暗記」だけでは越えられない
英語の成績が下がり始めたとき、多くの保護者は「もっと単語を覚えなさい!」と言ってしまいがちです。しかし、中2英語のつまずきの原因は、単語力ではありません。
「英語独特のパズル(語順のルール)」が分からなくなっていることが最大の原因です。
例えば、「私は本を読むために図書館へ行きました(不定詞)」や「この車はあの車よりも大きい(比較)」といった表現。これらは、単語の意味を知っているだけでは正しい英文を作れません。「誰が・どうする・何を・いつ」という、英語ならではのピースの並べ方を論理的に理解する必要があるのです。
分厚い文法書や、文字がびっしりのワークを無理にやらせても、「英語は暗記ばかりで面白くない」と心を閉ざしてしまうだけ。今必要なのは、ルールの全体像を「視覚的」に優しく教えてくれるテキストです。
英語アレルギーを治す特効薬!本書が選ばれる3つの理由
英語への強い苦手意識を持つ中学生に、『中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版』を強くおすすめする理由は、「勉強感」を極限まで削ぎ落とした紙面づくりにあります。
1. 「語順のルール」がイラストでスッと入る
この本の最大の特徴は、文字での小難しい解説を極力省き、フルカラーのイラストを多用している点です。「誰が何をしている場面か」をイラストでパッと見せながら、「こういう時は、この単語をここに置くんだよ」と視覚的にルールを教えてくれます。
長くて難しい日本語の説明文を読まなくても、シチュエーションとセットで文法を理解できるため、読解力に自信がないお子様でもスラスラ進められます。
2. ゆるいフォントで心理的ハードルを下げる
解説部分は、まるで優しい先生がノートに手書きしてくれたような「ゆるめの文字」で統一されています。明朝体がズラッと並ぶ教科書や標準的な問題集を見るとフリーズしてしまう子でも、「これならマンガ感覚で読めそう」とテキストを開くハードルが劇的に下がります。
3. 一つの単元を「超・細分化」している
「不定詞」という一つの大きなテーマを、いっぺんに教えるようなことはしません。「名詞的用法」「形容詞的用法」と難しく分類するのではなく、「〜すること、と言いたい時」「〜するための、と言いたい時」のように、ごく小さなステップに分けて解説してくれます。情報が整理されているため、頭の中がパンクするのを防げます。
なぜ「これ1冊」で平均点・基礎固めができるのか?
このテキストが基礎固めや、毎日の授業の予習にぴったりな理由は、その圧倒的な使いやすさにあります。
穴埋め形式で「自力で解けた!」を量産できる
見開き2ページの右側には練習問題がありますが、左ページの例文の単語を少し変えただけの、非常にシンプルな問題です。ひっかけや難しい英作文は一切ありません。お手本を「真似して埋める」だけで丸がもらえるため、失った自信をスピーディに取り戻せます。
1回5分だから、部活終わりの「予習」が続く
中学生が英語の授業で置いていかれるのは、「今日習う文法が初見だから」です。この本なら、左ページのイラスト解説を読むだけなら5分で終わります。明日の授業の前に「明日は『~される』って文をやるんだな」と眺めておくだけで、学校の授業が最高の「復習の場」に変わります。
失敗しない参考書選び!こんな子には別のテキストを
非常に分かりやすい良書ですが、現在のレベルによっては「合わない」こともあります。ミスマッチを防ぐため、以下の基準を参考にしてください。
【◎ この本がドンピシャな人】
- 英語の定期テストが平均点以下で、何から手をつければいいか分からない
- 「並べ替え問題」になると、適当に単語を繋げてしまう
- 学校のワーク(教科書準拠版)を開くと、1ページ目から手が止まる
【△ 別の本を選んだ方がいい人】
- すでにテストで80点以上を安定して取れている(簡単すぎて物足りません)
- 長文読解の練習をたくさんしたい(本書は短文の文法ルールに特化しています)
- 難関校受験に向けて、細かな文法の例外ルールまで網羅したい(『自由自在』などの網羅系をおすすめします)
「効果倍増」の英語勉強法
最後に、この本を使って英語の苦手を最速で克服するための、シンプルなコツをお伝えします。
それは、右ページの問題を解いたら、必ず「完成した英文を声に出して読む」ことです。
黙々と文字を書くだけでは、英語の語順はなかなか定着しません。左ページの解説を見ながらで構わないので、穴埋めした英文を「声に出す」ことで、耳からも正しい語順のルールがインプットされます。
「1日1見開き進めて、声に出して読む」。これをテスト前に繰り返すだけで、英語の基礎力は確実についていきます。
中2英語のやり直しは、この「最初の1冊」から
中学2年生の英語は、文法のルールが複雑になり、多くの子が「英語はもう無理」と諦めてしまう危険な時期です。しかし、無理に難しいワークで追い込むのではなく、優しい参考書で「語順のルール」を一つずつ整理してあげれば、必ずまた解けるようになります。
『中2英語をひとつひとつわかりやすく。改訂版』は、イラストと丁寧な解説で、絡まってしまった英語の糸を優しくほどいてくれるテキストです。
単語の暗記や分厚い問題集に疲れてしまったお子様に、「まずはこれだけでいいよ」と手渡す最初の1冊として、最もおすすめできる良書です。英語への苦手意識が手遅れになる前に、ぜひその分かりやすさを体感させてあげてください。



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